
介護は、突然始まります。
前触れもなく…。
父から、「何もしない。横になってばっかりいる。」「お母さんが食事をとらなくなってる。」と毎週のLINEを聞いていました。
元気なうちに旅行に行こうとなりました。
暑くも寒くない10月。
愛知県で待ち合わせをして和歌山県に2泊3日の旅行に行きました。
母は、ちょっと元気がなかった。
けど、旅行中は、お酒を飲んで食事もとれていました。
一緒にお風呂に入って、「私はみんな言うほどボケてない。」と笑って言っていました。
別れ際、私から母へ
「仕事があるから時々、帰る。介護はちゃんとするから、もう少し頑張ってね。」と言って別れました。
その年の12月。
食事が一切取れなくなり、救急車で運ばれ、緊急入院しました。
仕事中に連絡が入っていました。
「今すぐ行きたい」と思いましたが、目の前に仕事の約束がありすぐに動くことができませんでした。
結果的に母は持ち直しました。
介護保険の見直しをし、要介護3の認定結果がでました。
親の介護は突然始まる
介護は「そろそろ来る」と分かるものではありません。
ある日突然、日常が変わります。
- 昨日までは元気だった
- いつも通りの会話をしていた
- 2ヶ月前は一緒に旅行に行った
- 年に1回は旅行に行っていた
年相応のことはあったものの自分のことは自分でできていました。
一瞬で食べれなくなり、歩けなくなりました。
その変化に父も私も姉兄も誰も何も準備はできていませんでした。
なぜすぐ動けなかったのか
今振り返ると、理由はいくつかあります。
- 仕事の責任
- どうすればいいか分からなかった
上司からは介護休暇の案内をしてもらったが、「誰もとったことがない。」現状があった。
担当制の仕事のため、自分の分をみんなに割り振ったらみんなに負担が行ってしまう。

答えを出せないまま、頭の中でグルグル心配ばかりしていました。
これは特別なことではなく、多くの方が同じ状況になると思います。
準備していないと動けない
介護は気持ちだけでは対応できません。
- 連絡体制
- 役割分担
- 相談先
仕事も同じだと思いました。
前もって意見を言っていれば…。
こうしたことは準備がないと、いざという時に動けなくなります。
私自身、「親の介護をするために介護の仕事を始めていた。困ることはない。」と思っていました。
なので準備は必要がない。私がいるから大丈夫と思っていました。
でも実際には、何もできませんでした。

知識ばっかりで口先だけでした。
今だからわかること
あの経験を通して強く感じたことは、
👉「事前に知っておくだけで動きは変わる」
ということです。
- 本人の想い
- 誰に相談をすればいいのか
- どんな選択肢があるのか
- 家族でどう動くのか
家族もみんな仕事をしていたので忙しかった。
交流もなかった。
仲が悪いわけではなかったが、みんな他人事。
各自が自分に降りかかってくると思っていなかった。
自分事として考えられていたらよかったかなと思いました。

介護業界にいても何できませんでした。
もし事前に少しでも準備ができていたら、慌てることはなかったと思います。
「そこで今回は、同じように困らないために “最低限これだけは確認しておきたいこと”をまとめました。」
- □ 健康状態・持病・服用している薬
- □ かかりつけ医・通院先
- □ 介護保険の申請状況
- □ 預貯金・年金・保険などのお金の状況
- □ 重要書類の保管場所
- □ 緊急連絡先(親族・近所の方)
- □ 本人の希望(どこで過ごしたいか・介護の考え)
「すべてを一度に準備する必要はありません。
ただ、ひとつでも知っているだけで、いざという時の行動は大きく変わります。」
これからできる備え
今からできることは、決して難しくありません。
- 家族で話す機会を持つ
- 緊急時の連絡先を整理する
- 介護サービスについて知っておく
- 自社の介護休暇を知る
- 色んな施設を見学しておく
「まだいいよ。」ではなく、
社会見学と思い、遊び感覚で出掛けるのがいいと思います。
親が嫌がったら、子どもから親へ「私の老後ため」と言って誘っていく。
これは本当のことだと思います。

見学に行った帰りに外食して美味しいものを食べて帰るっていうのもいいですよね。
地域包括支援センターやっていること
- 65歳以上の介護相談
- 介護予防の相談
月1回は、65歳以上の方に向けて教室を行ったりしています。
まとめ
介護は予告なく突然始まります。
そして、その瞬間に完璧対応することは難しいものです。
介護業界にいる私もできない。
だからこそ大切なのは、
👉「家族と話すこと」
👉「交流をもつこと」
👉「管轄の地域包括支援センター」を知っておくこと
👉「厚労省 親が元気なうちから把握しておくべきこと」チェックリストの活用
👉「自社の介護休暇」を前もって知ること
「備えあれば憂いなし」
昔の人が言っていることは本当だと心から思います。

親の終活は私の終活。
自分ごととして一緒に考えていけたらいいですね。




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